防雷系统装置(ALPS)

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落雷を抑制する、新防雷システム

雷を意図的に落とすことで対象物を保護する避雷針とは異なり、そもそも雷を落とさせなくする防雷システム。
避雷針では防ぎきれない雷サージを防ぎ機器・データ等の保護を実現します。

特徴

雷雲環境下、地上に帯電した電荷を本機器の先端より放散することで周囲の電界を緩和し、地上からの”お迎え放電”を抑制することにより落雷を防ぎます。


導入メリット

  1. 直撃雷による被害(データ喪失、施設機能停止)を回避する
  2. 近接雷にともなう誘導雷の影響を低減する
  3. 外部電源及び大掛かりなメンテナンスが不要

性能

本製品は物理的な先端放電(コロナ放電)を利用した機器。コロナ放電とは放電の一種であり、電極間の電位差によって間に存在する気体に絶縁破壊が生じることで電子が放出され電流が流れる現象を指します。コロナ放電は尖った電極の周囲に不均一な電界が発生することで生じ、二次的に電極付近の電界が緩和されます。即ち、尖った電極さえあれば一定の条件下で意図的にコロナ放電を作り出すことが可能であり、二次的な電界緩和現象を応用して落雷の原因となる”お迎え放電”の発生を抑制することができます。


仕様

IEC 62305、JIS A 4201、JIS Z 9290に準拠しており、それに応じた回転球体法により保護エリアを確定します。

ALPS規格 (PDF)

使用方法/使用用途

従来の避雷針と同じ設置方法です。


導入例

石油化学プラント、通信鉄塔、各種工場、データセンター、空港、市役所、病院、アミューズメントパーク、鉄道、ダム等


お問い合わせ先

環境化学部
TEL:03-5203-7862

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