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放射性汚染物質除染減容化研究について国立大学法人京都大学と受託研究契約を締結

2013年05月16日

放射性汚染物質除染減容化研究について国立大学法人京都大学と受託研究契約を締結
東日本大震災・福島第一原子力発電所事故により、現在1,500万~3,000万m3といわれる除染廃棄物の減容化は不可欠です。
減容率・除染率に優れ、実効性が高く、経済性・安全性に処理方法の開発が急務となっております。
そこでこの度、当社とアース株式会社は、「放射性物質を含む土壌微粒分、汚泥、焼却灰等の除染減容化に関する研究」をテーマに国立大学法人京都大学と受託研究契約を締結しました。

■受託研究内容
1.研究題目
  放射性物質を含む土壌微粒分、汚泥、焼却灰等の除染減容化に関する研究
2.研究目的
  東日本大震災により発生した大量の放射性除染廃棄物を限りなく減容化することを目的とする。
  (除染廃棄物を減容化することにより、管理保管量が減るため、中間貯蔵施設の容積が減り、さらには最終処分も減らすことが出来る。)
3.研究内容
  東日本大震災により発生した除染廃棄物のうち、従来までは減容化効果が低く又は不可能視されていた。
  汚泥や焼却灰等の微粒子に付着した放射性セシウム等をナノバブル水等により洗浄し、放射性物質を水に移行させることにより、
  微粒子から放射性物質を除去し、さらには水に移行した放射性物質を京都大学とアース株式会社が開発した特殊吸着除去不溶化剤を
  用いて完全に除去し、水は再利用可能とする。
4.研究方法
  郡山市の側溝汚泥減容化実証試験で使用したテストプラントを使い、実験室ベースの試験ではなく、実際に使用する機械を使うことで
  当該減容化技術の実用化可否の評価を行う。
5.研究期間
  平成25年3月1日から平成26年2月28日まで

https://www.tscom.co.jp/wtscomp/contacts/